彫り直し(カバー)をする基本は黒色は黒色でしか消えません(カバーできません)
黒色が一番強い色となります
他の色をいれても、一番強い色である黒が浮き出てきます
そこで安易に自分の(お客さんの)好きなデザインを被せてもおかしな彫り直しになります
ですので、お客さんがデザイン、図柄を選ぶ自由度がある程度なくなります
後は彫師にお任せか相談になるわけですが
それを考えると元絵の最低でも1,5倍~2、3倍の面積が必要になるわけです
黒の筋彫りだけとか、素人彫り、色が薄い等々の方が彫り直しやすくなります
がっつり太く彫ったり、黒色の面積が多かったりしたら
難易度も高くなり
これはどうしても無理ってのもありますので、一度ご相談ください。
素人に彫られたものです
梵字もなぜか逆さまですね、今回はお任せなので素人彫りに合わせてうまく元のラインが
隠せるように蛇の下絵を描いてみました。
トレーシングペーパーに描いた絵を
元の彫り物に合わせるとピッタリ、元の彫りが隠れますね
後は彫るだけです。
洋彫りの黒ヒョウとライオンを和彫り、鳳凰に彫り直し
元々彫ってあった梵字3つに 上に梵字、下に蓮を追加
リスカ跡を鯉でカバーします
素人彫りを文字 「南無妙法蓮華経」でカバーします
胸の金魚を ひかえ桜で彫り直し
腕のトライバル を ひかえ五分 鯉と桜に彫り直し
手に彫った素人彫り 3つの点をカバーします(2人)
女性 腰の部分のワンポイント 彫り直し